ピラティスの効果
- yasuyuki miyake
- 5月5日
- 読了時間: 4分
健康的な肉体を目指す方に人気の「ピラティス」。インナーマッスルを鍛えることで、体を内側から鍛えられるエクササイズです。名前は聞いたことはあるけれど、実際にどんな効果のある運動なのかはよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
ピラティスとは、1900年代のはじめごろにドイツ人看護師ジョセフ・H・ピラティス氏が開発した、リハビリのためのエクササイズです。ヨガや太極拳のようにゆっくりとした動きで、胸式呼吸法とインナーマッスルを鍛える動きが特徴です。
負傷兵のリハビリのために開発されたエクササイズ
第一次世界大戦の負傷兵のために、ジョセフ氏が収容所でエクササイズの指導を行ったことが「ピラティス」のはじまりと言われています。けがをしていてもこなせるエクササイズが元になっていることから、筋力が弱い方や女性でも取り組みやすいというメリットがあります。
体質改善によるダイエット効果で人気
ピラティスは体の深部にあるインナーマッスルを鍛えることで、姿勢や骨盤の歪みを徐々に正しい状態に導きます。さらに、継続することで無理なく体質改善に繋がり、ダイエット効果があることで人気です。
体幹を意識したトレーニングで新陳代謝を向上させるため、健康的に痩せたい方にピッタリのエクササイズと言えます。
インナーマッスルの強化
ピラティスは、深層のインナーマッスルを重点的に鍛えるトレーニング方法。特に「コア」と呼ばれる、腹部からおしりにかけての腹横筋や腹直筋などの姿勢維持に重要な役割を持つ筋肉を重視してトレーニングします。これにより、正しい姿勢での身体の安定性が向上し、ダイエットなどの様々な効果が期待できます。
姿勢の改善
ピラティスは姿勢改善に非常に効果的です。正しい姿勢を保つために必要な筋肉をバランスよく鍛えることで、ボディラインを美しく整えます。
また、背骨や関節の柔軟性も向上させることで、スムーズに体全体が動くようになるため、日常生活やスポーツ時のけが予防にも繋がります。
肩こり・腰痛などの改善
ピラティスを行うことで、正しい姿勢で生活できるようになると、肩こりや腰痛の改善に繋がります。筋肉の凝りや痛みは、姿勢の歪みや体の使い方の癖から一部の筋肉に負担がかかることで起こるもの。
ピラティスでインナーマッスルを鍛えると、筋肉への負担予防効果もあるため、慢性的な腰痛や肩こりに悩まされている方におすすめです。
骨盤の歪み改善
ピラティスは骨盤周りの歪みを改善し、骨盤位置や姿勢のバランスを整える効果があります。
特に、「骨盤底筋」という骨盤の底にあるインナーマッスルを鍛えると、個人差はありますが、尿漏れや生理痛、便秘などの様々な悩みが改善される可能性も。骨盤底筋は普通のトレーニングでは鍛えにくい場所ですが、ピラティスで行うインナーマッスルのトレーニングを続けることで鍛えられます。
ストレスの軽減
ピラティスではゆっくりとした動作に集中しながらエクササイズを行うため、自然なストレス解消効果も。ピラティスで重視する胸式呼吸により、ろっ骨を開いて酸素をたくさん取り入れるため、体も心もすっきりとストレスから解放され、精神的に安定します。
自律神経が整う
ピラティスには、自律神経を整える効果があります。ピラティスの大きなキーワードの一つは「京式呼吸」。胸式呼吸を意識しながらトレーニングを行うことで、交感神経が刺激され、自然と自律神経が整えられるのです。
食欲の抑制
ピラティスによって自律神経が整うと、食欲の抑制効果もあります。食欲の異常は、自律神経の乱れやストレスが原因になっていることが多いもの。
ピラティスは自律神経の乱れとストレス両方にアプローチできるため、食欲の抑制だけではなく、そこからのダイエット効果も得られます。
